自分を守るための好き嫌い

2年ぐらい前に、過敏性腸症候群の食事療法の話を書いたのですが、ずっと続けています。何を食べたら腸がどんな調子になるのか、わかってきました。

私の祖母は99歳まで生きたのですが、結構好き嫌いがあって周囲は苦労した覚えがあります。あれは我儘だったのか、自分を守るために工夫した結果だったのか、だんだんわからなくなってきました。

つまり、自分を守るためには、好き嫌いをするべきなのだ。という考えにたどり着いたということです。

最初のうちは小麦を避ける、ゴボウもサツマイモもダメ、という感じで食べられないものが多かったのですが、少しずつ、食べたらガスが増えるとか少しけだるいとかその程度で怖くはなくなりました。でも、今でも無理だなと思うのが、

果糖ブドウ糖液糖。コーンシロップといわれる甘味料です。あっという間に腸が疲れてしまいます。何度もトイレに行かなければならなくなり、身体から元気がなくなってしまいます。どうも、これは私にとっては害があるものらしいです。

果糖もブドウ糖も、他の食べ物に含まれているものなので、何が違うのかはわかりません。気のせいじゃないなと思うのは、知らずに食べてしまってあとで表示を見てからやっぱり入っていたのかと確認したことが何度もあるからです。

腸内細菌の状態とか肝臓の強さとか人によって違うのだろうと思います。家族のだれも困っていないのに、私だけがそんな状態で好き嫌いを続けています。食べ物のほうがわるいんじゃないんだと思います。相性が悪い。

もう一度書いておきます。低FODMAPという食事療法です。まずリストに書かれた食物を全部避け、少しずつ試しながら自分に合うものを探していくという方法を取ります。自分でできますし、リスクは少ないです。腸が弱いと感じている方にはお勧めです。

2年前とはかなり違う身体の調子で過ごしています。歳は取りましたが、腸の調子はかなりいいです。