気持ちに気づくキーワード

アレキシサイミアと外傷的育ち

前の記事では感情がわかりにくい私がそれに気づき、感情をほどく方法について書いてきました。どうなんでしょう。私は自分がどのくらい特殊な人間であるのかがよくわかりません。でも、広い世界にたった1人でこんな状態でいるとは思いません。よく似た状態に…

感情をほどく方法(2)

感情というと嬉しさとか悲しさとか憎しみとか辛さとかそういうものを思い浮かべがちですが、おっくうな感じとか迷いとか、困り感なんかも、感情です。 私はこういうのが日常的にわかりにくいみたいです。 なんとなく仕事が手につかなかったり、気が付くと考…

感情をほどく方法(1)

このところ元気になったということを書きましたが、腸が元気になったのと並行して、精神的にかなりパワーアップした感じがあります。自分の感覚としては、 固まってしまった感情をほどく方法がわかってきた という表現が近いです。 このブログでは以前から、…

くじけることと抑うつの関係

よく「くじけないで」というフレーズを聞きますが、 まさにその「くじける」状態で何年も生きてきたと思います。 くじけないためのガッツがなくなっていました。 ちなみに、ガッツの語源は内臓です。 はらわたに力が入らないと、人はくじけるのかもしれませ…

今向き合っているのが世間なのか社会なのかを意識するだけで変わる

「世間」と「社会」を区別して論じている方は演出家の鴻上尚史さんです。『コミュニケイションのレッスン』第2章によると、 世間=あなたと利害・人間関係があるか、将来利害・人間関係が生まれる可能性の高い人たち 社会=今現在、あなたと何の関係もなく、…

人格を磨くこととマインドフルネスの関係

ここで私はマインドフルネスという言葉をかなり広い意味で使っているので、言葉の意味を調べようと思って検索してここへたどりついた方は他のサイトでの使われ方の方を参考にしてくださいね。ここでは、以前とりあげた「トランス」やカウンセリング用語の「…

悲しい−は何かが欠落している気分

最近、近所の桜の並木が切られまして、寂しい思いをしています。私有地にあったもので、そこを売らなければならなかった事情もわかるし、開発に適した土地であることも理解できます。何しろ人の土地で起こっていることで私に何を言う権利もないことに違いな…

こころのスキンケア

前回トランスということを書いてから、さまざま場面でトランスやマインドフルネスな状態について試してみました。 内面へ意識を向けることは、もしかしたらずっとやってきたことかもしれないと思いました。このブログには、以前から私が身体の硬直した感じを…

生きていく知恵としての「トランス」道

前回とりあげた『あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知』の中からもうひとつ、大事だと思ったことを書きます。 この作者が「トランス」という言葉で言い表している、意識が外と内の両方に向いている状態のことです。トランスというとスピリチ…

グラウンディングと抑うつの関係

『うつと身体 の声を聴け』(アレクサンダー・ローエン、2009春秋社)この本を読んだのは2ヶ月ほど前だったのですが、改めて開いてみると、このことばがぐっと近づいてくる感じがありました。 グラウンディング = 大地に根付く 声楽のレッスンでも、足から…

戸惑いや迷いも感情の一種だとわかるようになりました

自分の気持ちに気がついていることが難しいと感じてきましたが、最近これも感情かなと思い始めたのが、迷うということです。どちらが良いのかわからない、今決めたけれどほんとうにこれで良かったのか自信がない。 そんなことが今までもたくさんあったのです…

逆転移を学んで少しだけ落ち着きました

このところ感情に振り回されています。私は以前、失感情症(アレキシサイミア)ぎみだった、と自分では分析しています。 特に、悔しいとか、失礼とか、そういう自尊感情を傷つけられたときの気持ちがわからない人だったと思います。なのに、最近はそういう種…

自分を見つめることは、他者とつながること

しばらく更新できずにいました。 ひさびさの、「うつ」っぽい状態。「うつ」というのは、憂鬱な気持ちのことではありません。 感情の流れが滞り生命力が落ちていく状態です。 目の前の課題が大きな壁のように見えて到底達成できそうに思えず、調子に乗って予…

「義」の感覚は2階建ての1階にあるのだろうか

『人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則』の著者エドガー・H・シャインは組織経営学などを専門とする社会心理学者で、日本との文化の違いにも精通しています。この本には30ページ余りの分量で監訳者金井壽宏(神戸大学大学院…

人と人の力関係の暗黙のルールをことばにする

無いものが無いと気づくのは、それが世の中にあるということが認識できて初めて可能です。 知らないものは最初から在るか無いかもわからないのであり、それが在るという状態を知って初めて、「無い」と言えるわけなんですよね。私が今、昔の私に「悔しい」が…

「悔しい」と「妬ましい」は違う

私には長い間「悔しい」という感情が無かったという話を前回書きました。 そういえば、小学校4年生のとき、合唱コンクールで予選落ちしたとき、他のメンバーが顔をぐしゃぐしゃにして泣いているのに、私だけ涙がでなくて、先生に嫌味を言われたのを覚えてい…

再び「悔しい」という感情について

駅伝の選手が走り終わった後に泣いている映像をテレビで見ました。 制限時間内にゴールできなかったために、次の走者が繰り上げスタートになってしまい、たすきを渡せなかったという場面でした。ああ、悔しいだろうなぁ。。。悔しさが私の身体に伝わってくる…

文脈を読む力は開発できるはず

文脈ということを私がきちんと意識し始めたのは、数年前、45歳ぐらいのときです。 数人でおしゃべりしているとき、そこに川の流れのような方向性がある、という感覚で気がついてきました。恥ずかしながら、それまでの私は、そこで話されている話題の流れよ…

身体が緩んで初めてわかる、人の気持ち

ほんの少しずつ、身体が緩んできました。腕だけ、肩だけ、背中だけ、わき腹だけ、という風に、その日に重たいと感じる場所に意識を集め、5秒ほど力をぐっと入れて、それから解放します。その場所が軽くなると、次ぎの場所が気になり始め、そこを緩めると、…

時間のスキルと空間のスキル

前の記事で、時間に遅れないためには スキル が必要と書きました。知っているだけではだめだと思います。ちょっと訓練して慣れなければだめです。 時間を感覚として掴むのは思うより簡単ではないと思います。私たちのこころの中での時間は、物理の法則のよう…

自分の気持ちを表現することの難しさと身体(からだ)の関係

アサーションについて正確に伝えられるほど私は解っていないと思いますので、詳しい情報は他で探していただきたいと思いますが、私にとってかなり手応えのある研修体験だったのは確かです。相手の状況や立場を配慮しつつ、自分の気持ちを率直に伝え、こうし…

「無邪気な忘却」と名づけてみました

ひとつ前の記事の最後の方に書いたことですが、何かを学んで身につけたとき、できない状態からできる状態になったとき何を考えていたか、どんな感覚だったのか、といったことをうまく表現できなくなってしまうという現象があります。自転車に乗れるようにな…

創造の泉と受け継がれた技によって何かが産み出される

創造の泉について、ときどき考えます。 私は小説は書きませんが、作曲をします。ちょっとした歌や、ピアノ曲をつくります。 小さいときに音楽教室に通っていて、そこで作曲の手ほどきを受けました。 思いついたメロディを展開して、ちょっとした小曲にします…

真理ルールと常識ルール

一つ前の記事で書いたように、毒と薬は、実は同じものであることが多いです。 毒とか薬とかというのは、人間の方がそのときの都合で見た見え方であって、モノの属性ではないということでした。確かに、それが真理だと思います。が、生活のレベルでは、○○は毒…

「やり」と「とり」

「やりとり」という言葉は、「やり」と「とり」からできています。英語の give & take というのも近い表現の言葉ですよね。この言葉は、ただ「やる」ことと「とる」ことを指しているんじゃないです。取った人は、すぐ投げ返す、それを受け取った人は、また返…