こころのスキンケア

前回トランスということを書いてから、さまざま場面でトランスやマインドフルネスな状態について試してみました。
内面へ意識を向けることは、もしかしたらずっとやってきたことかもしれないと思いました。このブログには、以前から私が身体の硬直した感じを開放するために試行錯誤してきたことを書いてきたのですが、身体に向き合えば自然と、自分の内面に意識を向けることになってきた経緯があります。

トランスという状態をつくるには、内面と外側の両方に意識を向ける必要があります。
それはとても誠実なありようです。が、いつもこれをやると危険なときもあります。当然といえば当然ですが。

自分を守る必要があります。

自分と他人を分けるものとして、皮膚を考えてみました。こころに皮膚があるとして。
ここが傷だらけだったり、水分や油分が不足して荒れていたりしたら、自分を守ることはできないでしょう。自分をしっかり守りながら、他者と誠実に関わる。場合によっては、自分を守るために「トランス」的なあり方をあえてとらず、その場しのぎの表面的な対応ができる器用さも必要なんじゃないかとも思いました。

ときには他人を跳ね除けるほどに自分をしっかり守っている人を見ると、とても羨ましいと思ってしまう自分がいて、だからこそこんなことを書いてしまうのかもしれませんが、
卵の殻のように固いが脆いものだったりするのではなくて、みずみずしく張りのある丈夫で健やかなこころの皮膚が必要なんだろうと思います。

そんなこころの皮膚をつくるのにはどうしたらいいのでしょうか。

今は、どうしたらいいのかはわかりません。でも、そのようなものをイメージし、欲しいと願うことで何らかの方向付けができているような気もします。