カウンセリングを学ぶこととカウンセラーになることの距離

10月1日付けで民間のカウンセラー資格をいただきました。5年間有効です。

民間のカウンセラー資格はかなりの種類あります。他の資格のことはよく知りませんが、初級クラスの資格の上に上級クラスの資格が設定されているところも多いように見受けられます。私が取ったのは、いわゆる初級編の資格で、まだまだ専門家を名乗れるような代物ではありません。

でも、学んで得るものは多く、手ごたえのあるものでした。

すでにいろいろ書いてきたように、私は自分自身にいろいろと問題を抱えています。それらを少しずつ整理したり、情動と共に浄化したり、現実がしっかり見えてきたり、多くの発見がありました。途中熱が出て休んだりしたのですが、どうにか授業にもついていくことができて、本当に充実した一年間だったように思います。

すでに放送大学で臨床心理学特論や関連分野の単位を取得しているのですが、それらが机上の学びであったのとは違い、自分自身を振り返り変革する深い学びでした。古い皮を脱ぎ捨てて新たな自分になるような、ダイナミックな感覚を伴っていました。

学んで何を得たかの具体的なことについては、また、少しずつ書いていきたいと思います。

カウンセリングを学ぶというのは、カウンセラーになるための学びと位置づけられていますが、実際のところ、講義を受けながらも、本当に実際カウンセラーとして仕事ができるようになれるのかはかなり疑問に思っていました。病める人や深い悩みを持つ人をクライエントとして迎えその人たちに有益な関わりができ、プロフェッショナルとして代金をいただくことができるレベルというのは、相当高いところにあります。十分に経験を積む時間も覚悟も必要だと思います。

私が学んだことは、そんなこととは関係なく、私が私の人生を生きる上で大事なことでした。

もっと多くの人が、カウンセラーにならなくても、このような学びを通して自分自身をブラッシュアップできる機会があってもいいと思いました。気軽なグループ学習などを企画できないだろうかとかそういう構想を反芻しながら、講座の後半を過ごしてきました。そういうことだったら、もうちょっと頑張ればできるかもしれません。

とにかく、ものすごく自信がついた気がしています。