星空に奥行きがあると気づいた人はすごいと思いませんか?

立体とか奥行きに関して、調子に乗ってもうひとつ。

星空に奥行きがあると気がついた人はすごいと思いませんか。

教科書どおりにいくと、昔の人だけが空を板でできたドームのように考えていたことになりますが、今空を見上げても、奥行きはなかなか感じるものではありません。

星までの距離が遠かろうが近かろうが、地球から見える配置にしたがってグループを作り星座として名前をつけて利用し続けているのがその証拠のようなものです。今でも、私たちから天空は平面にしか見えないし、ついでに地面は回っているようにも見えないです。

空を平面として考えたとき、不思議な動きをするのが惑星で、惑う星という名がつけられています。この矛盾は、星空を奥行きと広がりのある広大な空間と捉えて初めて説明がつきました。

その宇宙空間は、実際に宇宙船が飛んでいる時代にあっても、日常の私たちにとっては観念の中にしかないものです。

私たちは、身の回りの限られた狭い範囲だけを目に見える空間として捉えることができ、その他の部分については、得られた情報から観念をつくり頭の中で組み上げ統一の取れた空間として再構成しているのだろうと思います。