・放送大学

でたらめ と へたくそ の違い

でたらめ から へたくそ へ 50代半ばから修士論文に取り組んだ私の支えになった言葉です。『論文作成のためのパソコン入門』(宇多賢治郎、学文社2008年)にあったフレーズですが、ずっと心の中に響き続けていました。 論文作成のためのパソコン入門 作者:宇…

夢見る力と睡眠

今、修士課程の1年生なのですが、先輩方の論文の発表会がありまして、見学に行ってきました。 大型のプロジェクターにパワーポイントの資料を映し出し、マイクをもってしゃべっている先輩方を見て、来年は自分の番だと思ったとき、夢が近づいたんだなと思い…

私は幸せになっていい

4月に入りまして、いよいよ大学院本科生としてのスタートを切りました。 いい論文を書くぞ!と意気込んでいる時と、自分にどれほどのことができるだろうかと不安になる時とあって、波を繰り返しながら少しずつ進めています。 論を立てて文章を書けるようにな…

放送大学で学ぶということ

新しい年になりました。 報告遅れましたが大学院の入学試験はどうにか合格して、手続き書類待ち状態になっています。放送大学の修士科目生、選科生として学び始めてから、だいたい10年ぐらい経ちます。 大学院に行くというのは、若いときからのささやかな夢…

どうしてもやっておきたかったこと

実は、大学院入試に挑戦中です。 私のブログにおなじみの方は、いつまで放送大学行ってるの?と思っておられたかもしれません。かれこれ10年ぐらい修士選科生をやったり教養学部に戻ったりしながら、だらだら学生を続けています。最初から目標は修士号で、も…

人と人の間を図式化して家族を解く

日本文化の中では、人と人の間のつながりの感覚や力の上下関係、心理的な距離などを意識しながら動くことは当たり前だけれど、これが案外西洋文化の中では意識されていないらしいということを一つ前の記事で書きました。意識されたとしても、彼らの言語は一…

精神科の診察室と、カウンセリング室はどのくらい違うのか

放送大学大学院の前期試験が終わりました(私は選科生として学んでいます)。今期は、『精神医学特論』と『臨床心理面接特論』を並行して勉強していましたが、二つ同時に学んだことで、対比してしまうというか、考えさせられることがありました。以前に『セラ…

論文とは何か、何のためにあるのか。

論文は、本屋さんや街の公共図書館で見かけることはあまりありません。一般の人の目に触れる場所にはないものです。ときどきニュースで、学者が新しい研究発表をしたという情報が流れますが、そのときは外国の論文雑誌に載った、ということが、さも凄いこと…

オープンコースウエアで統計学を学べます

前回紹介した『統計学が最強の学問である』は、統計学リテラシーを養う本でした。統計学をどんなときに使うのか、どういう意味があるのか、あらましを知ることができます。もう少し踏み込んで統計学が使えるようになりたいという場合は、地味な勉強がある程…

「無邪気な忘却」と名づけてみました

ひとつ前の記事の最後の方に書いたことですが、何かを学んで身につけたとき、できない状態からできる状態になったとき何を考えていたか、どんな感覚だったのか、といったことをうまく表現できなくなってしまうという現象があります。自転車に乗れるようにな…