自由な時間を奪い情報を遮断すると何が起こるのか

私の知人はがん闘病を経てやっと就職した仕事先を先日辞めました。
年棒制で残業手当が一切つかない中で、ほとんど休暇がとれず、眠っている時間以外はほとんど仕事に追われ、家の中を片付ける時間もなかったといいます。

自分で使い途を決めることができる自由な時間がなくなるということは、新聞やテレビ、雑誌や本、映画などを見ることができなくなり、街を歩いたり友人と会ったりすることもできなくなるということです。
これは、囚人とよく似ています。囚人は物理的に囲われているのですが、時間を奪うことで似た状況を作れるということです。

情報を遮断することで、人は洗脳されやすくなり、その状況をおかしいと思わなくなっていくとされています。従順で扱いやすくなり、言葉を変えれば「適応的」になっていくということなんだろうと思います。

そのとき、変わっていった人の脳の中で、何か変化があるのではないでしょうか。
調べた人がいるかどうかは知りませんが、変化があってもおかしくないように思います。

もちろん、これも私の勝手な想像でなんの根拠もありません。

ただ、自由に使える時間があることの意義について、もっと真剣に考えたほうがいいように思います。