何かになりきることで自分を表現できるドラマセラピー

実は、来年、小さなホールでオペラに出演することが決まっています。準主役です。

音大も出ていないし、本格的に声楽の先生についたこともない私が、どうしてこういうことになってしまったのか、そのあたりは省略します。とにかくやることになってしまいました。
やるからには、悔いのないようにしっかりやろうと思います。

というか、これを、自分を変えていくチャンスにしようと思います。


ドラマセラピーという療法があります。自由に何かを演じるもので、絵画やダンスを使った芸術療法に似たものです。自由に何かを演じるということは、小さな子どもは自然に遊びとしてやっていることですが、言葉にできずに沈んでいる思いが自然に出てきて、心が浄化される効果があるんですよね。

オペラの役どころは与えられたものですが、その中で自分じゃない人間を演じることで、私自身がもっと自由になっていける可能性があるんじゃないかと期待しています。

『こころひらくドラマセラピー』(尾上明代、河出書房新社2006)出てくる人たちがドラマで表現したことを、ひとつひとつ涙ぐみながら読みました。
心ひらくドラマセラピー  自分を表現すればコミュニケーションはもっとうまくいく!