魔物と格闘した年でした

人の性格と呼ばれているもの、その人のとりがちな行動パターンと言い換えるとわかりやすいかもしれません。行動パターンにはその人なりの理由があります。単純化すれば、その人は「なにかが怖くて」あるパターンの行動をついとってしまっているのです。その恐怖は、他人から見たら理屈にあわない、非合理な理由を伴っていることが多いのですが、その非合理さに本人はなかなか気づくことができず、生きづらさにつながってしまうことがある。。。。というのが、カウンセリング理論から学び私なりにまとめたことです。

今年を振り返ると、私はそのような私の中の恐怖の魔物と出会い、格闘したのだな、そういう年だったな、と、思います。最初それは、ある人物の嫌な特性として見えていました。あの人にまた○○されるのは嫌だ、怖い、と思っていましたが、それは実は自分の中にあるその人物のイメージであり、実際のその人のありようとはずれていることにだんだん気がついていきました。そのイメージを作っていたのが、別の重要な人物で、ある種その人に操作されていたということにも気がつきました。世界の見え方が変わって行きました。全くの悪人だと思っていた人は実は良いことをしていたのだと気づいたとたん、自分の今までの生きかたがひどく偏っていたように見えてきたこともありました。

今まで言えなかった事が勇気を持って言えたり、これまで気がつかなかったことに気づいたり、新しい体験が続いています。こうやって人生は前に進んでいくのだという実感があります。

非常に抽象的な表現になったので、なんのことやらわからないとは思いますが、抽象的であるがゆえに、ファンタジー小説のような展開になっている感覚を持っていただけるのではないかと思います。若い人たちには伝えたいと思います。生きているとこういうことが起こるのだということです。辛くてもあきらめず生きていって欲しいと思います。