半健康ということ 

ようやく以前と似たレベルの生活ができるようになってきました。

急に熱を出してから4ヵ月半ほど経っているのですが、じんわり、ゆっくりと体力が回復してきて、その分、身体とじっくり向き合ってこれたような気がしています。なかなか良くならないと不安になりながらも、いや、数日前に比べれば確かに少し良くなっているな、と確認するような毎日だったように思います。

ざっとまとめると、だいたいこんな感じですすんできました。

 寝ていて食事を運んでもらう→自分で食事を運ぶ→自分の食べたいものだけ調理できる→洗濯物を干したり取り入れたりできる
 (この時期は基本お布団の中でパジャマで過ごしていました)

 郵便局、銀行など1時間以内の外出ができる→週1度ぐらいスーパーにいける→趣味のサークルの大きな行事などに顔を出す
 (この時期は外出するとひどく疲れました 家ではゆったり片付け物などをしていました)

 月2回電車で30分ほどの場所へ終日外出(その週は他の外出を控える)→週1回サークル活動(2時間)に出席→週2回外出予定が入っても対応できるようになる
 (外出のあと2日ぐらい休養、3日目に家事がはかどるようになるといったペースです)

熱が出る前は、週2回アルバイトに加えオペラの練習をほぼ毎日いれていたり、放送大学の試験準備をしたりといった多忙な生活でしたから、まだそのレベルにはなっていないです。
ただ、オペラの出演が決まる前、アルバイトをはじめる前ぐらいの体調は今とそう変わらなかったと思います。
調子に乗って無理をしすぎていたのかもしれないです。

今は、無理が利きません。仕事を再開しようと思うと、もう少し元気が欲しいところです。
この上のレベルとして、週1回働ける→週3日ほど働ける→週5日働ける→週5日働いてアフターファイブや休日も充実して過ごせる といったレベルが続いていくのかなと思ったりします。

働ける人の健康がうらやましいです。

タイトルに半健康と書きましたが、病気ともはっきり言えない、なんとなく疲れやすい感じの状態というのが長く続くと、人付き合いがひどく難しいのです。
外出や来客などの行事がある日はそれなりに普通にこなせるのですが、次の日は休養しないと身体が持たないので、予定を入れないように調整しなければなりません。できれば前日もゆっくりしたい。となると、なかなか人と約束もできないです。どうしても優先順位をつけなければならず、断られた人に嫌な思いをさせてしまうのが辛くなります。出られている行事ではそれなりに元気そうに振舞えるので、家へ帰ってどれだけ疲れているかは伝わらないですよね。

10年、いやもっとそれ以上の期間今より少し悪い状態が続いていて、2年ぐらい前から今の状態に近い感じになってきましたが、半健康という言い方が適当なんじゃないかと思って書いてみました。もっとぴったりする表現が見つかったら変えてもいいと思っていますがとりあえずこう名づけてみようと思います。
この状態を続けていても、医師はあまり心配してくれないです。とくに検査に異常が出なかったりすると心の病ということにされてしまいますが、本当にそういう理解でよかったのだろうか、身体に何かおきていたのでは、と、今の時点ではかなりはっきりした疑いを持っています。確かに心にも変調があったけれどそれは身体と切り離せるものだろうかとも思います。

私はまだ50代前半で、フルタイムで働いている人もたくさんいる年代です。もう少し元気になりたいです。
働いている人たちのなかにも、へとへとになりながら無理をしている人たちもいるだろうと思います。半健康を本当の健康へ導くことができれば、人々の幸福度が増し、いい社会になると思います。臨床心理を学ぶ者としても、研究テーマにどうかとか、そういうことも考えています。

できれば、今以上に健康になって、その経験を活かした研究ということにしたいです。