大きな歴史の流れの中で国境線は変わっていく、戦争ではない形でそれを実現する方法は。

難しい時代が来たなと思いますが、ある意味これは来て当たり前だったのかもしれないです。

今の国境線は、数十年前の力関係を反映した形で決められ、国の力のバランスも、情報や物流の事情も変わってしまった今、国境線を変えたい人たちが出てくるのは至極最もだからです。

ヨーロッパや中東の遠い国のことだけを言っているのではないです。
私たちの国も、小さな島のことで隣国といろいろ問題になっていますし、
さきの敗戦のときにできてしまったルールの中で、居心地が悪いものはどうにか変えたいという人たちがはっきりと物を言うようになってきていますよね。

いつまでも同じ秩序が保たれていさえすればいいというものでもないのだろうと思います。
歴史を振り返れば、激動の時代があり、別の秩序の時代がやってくる、この繰り返しです。

力のバランスは変わり、国境線が変わったり、国と国との関係が変わったりしていこうとするのをとどめることはできないけれど、かならずそこに抵抗する人たちもいます。
できれば流血の事態は避けたいと思うのですが、やはりそこで使われるのは武力です。

悲しいかな、武力なのです。
情報という新しい武器も使われていくことでしょう。世界の誰ひとりとして逃れることはできないです。

世界が、底なしの沼に飲み込まれていきます。
ここから出る方法を考えるためには、悩み続けるしかないのだろうと思います。